大学院行かない。多分。

こんにちは。ちょっと期間が空いた後の更新になりました。ブログを書くネタが中々見つからないもんでね...

 

僕が興味のあることと言われれば「銃」なんですが、如何せん所持金額が少ないものでエアーソフトガンなどを買う余裕がないんですよねー。あと年内には国内か海外か分かりませんが、旅行に費やすかもしれないので下手に金を消費できないんです(´;ω;`)

 

そんな所持金という制約がある中で、僕の身にも最近イベントはありました。

 

インターンシップ」です。

 

新型コロナウイルス感染の影響もあり、今年から感染防止対策でオンライン形式のインターンシップを取る企業が多くなりました。これで感染リスクは減りますし、企業側が学生に対し、交通費や2・3日以上続く場合は宿泊費も支払わなければいけません。一方、学生側からすればわざわざ朝早くから家を出なくて良い、などのメリットもありますが、業務内容によっては実際に体験しないと実感がわかないこともあるので、こういたことがデメリットに挙げられます。

 

んじゃ実際にオンラインでのインターンシップを行ってどうだったかというと...

 

良かったっすよ、はい。

僕が参加した企業は電子基板や情報通信、あとは基礎研究や新規事業開発を行っていたり、上記の分野では大手と言われるとある企業でした。

最初は毎度おなじみの会社紹介、それから先輩社員との交流やグループワークがありましたね。

てか僕のグループは大学院生の人が多かったです。どんな研究をされているかは知りませんが、とにかく話し方と話のまとめ方が上手でしたね。

業務内容に関して、例えば「基板設計」と言われてもどんなソフトで、設計する上で重要なポイントなど、具体的にどんなことをしているかわからなかったです。

その企業さんは年功序列ではなく、昇給のための資格取得や仕事の成果で賞与・昇給がもらえる成果型を取っているそうです。なおかつ残業は無し~1時間前後となっていて、そう滅多に残業を2~4時間もする業種ではないし、そうさせない企業であることも判明。大手だけあってかなり興味をひかれてます。

 

先輩社員方の話を聞いていると、仕事に対する「熱量」の違いは感じられました。研究部門に所属している社員さんは割とまじめで、6時くらいまで残業して研究を行う人でした。片や、他の電子機器や基板の設計部門に所属している社員さんは仕事をきちんとこなすけども、帰ってからが1日の始まりだ!と仰る人もいました。

僕はどちらかというと後者の社員の方と考え方が似ています。

 

今までも「勉強」というものに対しては真面目にやってきました(実際は怠惰でいたいです...)。なぜなら「優秀な成績をとって学費を安くしたいから」なんです。僕の勉強する意欲の根底って、自分の経済的な状況に影響を及ぼすものだった場合に、将来苦しくならずにいられるかどうか、という観点で判断してやっているわけです。

簡単に言えば、他社の目が、評価があるからやってるってことですよ。

 

そりゃそうです。他社の目がないと企業に勤めても怠惰、仕事の中でも何も質問しない、学習意欲がないのであれば役立たずで首切られますし、会社にとっても給料摂取のクソ野郎で不利益にしかなりません。当たり前ですが。

 

大学入学から3年が経ち、内心、ホントは僕はそうならないような、学習することが苦痛にならないような訓練をすべきだと考えた上で大学で勉強し、「大卒」という資格を取るための勉強をする、だからこの大学に入ったんじゃないか?と考え始めています。きっとそうだろうなあ...

正直大学の勉強に興味はありません。湧きませんでした。大学に入ってこの分野を突き詰めたい!と考える人や、大学入学以前にそのイメージが出来上がっていた人もいるかもしれません。そんな中、僕ってかなり中途半端な道に居るんだなって実感しています。

 

そんな研究機関にとっては何の役にも立たないであろう僕が大学に対して思うことは、

大学の学部4年間って医療系でない限り、その分野に興味を持つためでありそこから研究するために大学院に入るきっかけ作り、それから学習能力と学習に対する意欲を育てる、あるいはそれらに対する「苦痛」や「嫌悪感」といった負の感情を発生させないための耐性を作るための機関である

と言っても過言ではないのでは?と。

 

様々な考え方がありますが、ぶっちゃけ趣味や旅行に使える時間とお金が不自由なくとれて、精神的な負担があっても心身や日々の生活の質に影響を与えないのであればそれでいいと思っています。

ただ上記のような生活を送るためには、この大学生活で多少なりとも勉強して給料を上げられる位の学習習慣と能力は育てた方が、昇給するチャンスがあって資格取る時などで後々苦労しないのでは?という話です。

 

 

 

よく親からは「大学院行った方がいい!高給取りになれる食いっぱぐれる事は無いから!」と言われますが、正直行くつもりは今のところ皆無です。

 

だって大学院は更に深く勉強・研究したい人が行くところだから。

 

今勉強してる分野も既存に確立されている理論や原理が知りたいと思うだけで、そこから研究したい!に発展したことは微塵もないんだから。

新しい技術開発なんか研究したい人がやればいいんです。ただそれよりも普段の生活や趣味や嗜好に重点を置いているので、それをするためのお金と時間を作るための努力は最低限していくつもりです。

それに僕のような理由を持っている人が研究をすると、大変なことになります。

 

何故か?

 

研究は「やりこむほどに終わりが見えなくなるから」ですよ。

 

研究は、自分の好きなことやちょっとでも興味のある分野じゃないと続かない、というのは言うまでもありません。この研究テーマにはこんな課題がありどういった手段で取り組むべきか?など、様々な発見ができなければなりませんし、積極性が無いと何のために研究して論文を書いているのか?が分からなくなります。途端に院生活は下り坂に突入します。

僕は何事でもこれをやれば終わりがある!という明確な目標やそれに向けての判断材料や最適解やプロセスが分かっているからこそモチベーションが維持できるんですね。あと何か制約があるからその中でどうやりくりしていくか、というシミュレーションを楽しんでいる自分がいてそれが案外僕にとっては悪く思わないんですよね。

そんな僕が院進学すると、学部のように研究テーマがあるにしてもそのプロセスや研究テーマの完遂に材料が用意されてなければ、研究する過程でたとえ興味のある、楽しいものであるにせよ、研究に役立つ材料の探検に自己満足するだけで、研究そのものへのやる気と興味・関心は次第に失せていくばかりだと思います。

 

またその過程で取った修士号には「やっと取れた~!義務から解放される~(義務じゃないけど)」といった解放感だけが残るでしょう。やって良かったと思えるような達成感や喜びは生まれず、修士号という称号を得ただけの、虚栄を得ただけの人間になってしまいます。多分こうなってしまうと、教授の伝手があって研究部門やエンジニア系についてもつらくなるだけだと思います。そのような状態で大学院で過ごす時間とその時間に見合った自分自身の知識や経験など自己投資により得られたものは、正直「学部卒という称号を得る」行為よりずっと虚無になる可能性があります。

 

あと僕が勉強する理由として、多分、原理を知ってその仕組みを人に説明すること自体になんというか、幸福感を覚えているからじゃないのか?また「それを知っているという状態」であることで、なぜか他の人より勉強して他者より一歩リードしているんだ!という優越感に浸っている自分がいるからじゃないか?と思っています。

 

ただ「知る」という行為、インプットを繰り返しているだけでは創造性といったアウトプットする分野は培われないでしょう。実際例えば大学の学祭での企画などは、同じ運営側の人たちと後出しで似たような提案しかできないと思います。またこの先自身の意見を筋が通るように言えるようにならないと、会社で生きていくのが苦しくなるんじゃないかって懸念もしています。

そんな僕はアイデアを作り出すための材料が乏しくなっているので、本や様々な知識のある友達や赤の他人から雑学でも原理でも何でも良いので、そこで培っていかないといけないでしょう。

 

学生生活も残り1年半を切りましたが勉強に限らず、自分のやりたいこととやるべきことはやっていきたいと思います。ではまた今度。